「博多町家」ふるさと館(福岡市博多区冷泉町、TEL 092-281-7761)の展示棟2階で現在、博多伝統工芸の世界「博多織」展が開催されている。
同展は「博多の伝統工芸を知ってほしい」と同館で実演を行う伝統工芸作家の作品展示などを行っているシリーズ企画「博多伝統工芸の世界」の第7弾で、今回が最終回。会場には博多織の歴史や制作工程を紹介したパネル、昭和初期の「博多織見本貼」、献上柄の帯や財布、ブランド「HAKATA JAPAN」のバッグなど約45点を展示している。
実演コーナーでは職人と自由に交流ができるほか、体験もできる。同館学芸員の山田広明さんは「作品を見るだけでなく、体験して博多の『粋』を感じていただければ」と話す。
開館時間は10時~18時(休館日は12月29日~31日)。入館料は、一般=200円、中学生以下、65歳以上無料。来年1月11日まで。