来年1月からロングラン公演を予定しているミュージカル「ミス・サイゴン」に出演するキム役のソニンさん、クリス役の照井裕隆さん、音楽監督の山口ひで也さんが5月16日、博多座(福岡市博多区下川端町2)で記者会見を行った。
同公演のキャスト陣はトリプルキャストやクヮドラプルキャスト(4人1役)が主で、福岡でのPRは新妻聖子さん・藤岡正明さん、知念里奈さん・原田優一さん次いで今回が3組目となる。
舞台はベトナム戦争の戦禍に生きた人々の物語。全編で数々の名曲が歌われ、ミュージカル「レ・ミゼラブル」や、1992年の初演、2004年の再演時の同舞台で音楽監督を務めた山口さんの舞台メークも期待される。
役作りについてソニンさんは「(役の)キムといえば強いイメージだが、戦争の最中での純粋さや癒しの魅力を心がけた。稽古のたびに新たな発見がある」と話すと、照井さんも「戦争の中で引かれあう2人が作り物ではないように、人間味ある芝居で伝えることができるようにしたい」と話した。舞台の魅力については、「たった1度の本番に向けて1~2カ月の稽古期間するのは、歌うこととはまた別物のエンターテインメント。カメラなどで切り取れない生の空気が放つ、本物の舞台に立てることを誇りに思う」(ソニンさん)とも。
舞台に向けてふたりとも体作りを心がけ、筋トレに励んでいるという。「以前歌っていた時よりのどにすごく気を使う。加湿器や吸入器、のど飴を沢山…それに禁酒も」(ソニンさん)と話すと、会場は笑いに包まれた。
博多の印象については「川があって海が近く、自然を身近に感じられるのに都会というところがいい」(照井さん)、「何度か来た時には、決まって屋台には行ったが、じっくり来るのは初めて。お気に入りのもつ鍋屋を見つけたい」(ソニンさん)と楽しみにしていることを明かした。
上演期間は2009年1月5日~3月15日。料金は、A席=16,000円、特B席=12,500円、B席=9,500円、C席=5,000円。
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