福岡シティ劇場(福岡市博多区住吉1)で9月21日に開幕するミュージカル「ウェストサイド物語」の公演に先だち、アニタ役の増本藍さんが意気込みを語った。
1950年代後半のニューヨーク・ウェストサイドが舞台。人種の違いから対立する不良少年グループのイタリア系移民「ジェット団」とプエルトリコ系移民「シャーク団」。運命のいたずらか、ジェット団の首領リフの親友トニーと、シャーク団の首領ベルナルドの妹マリアが一目で恋に落ちてしまう…。シェイクスピア戯曲の「ロミオとジュリエット」が原案。同作の福岡での上演は1991年以来18年ぶり。福岡シティ劇場では初となる。
福岡県出身の増本さんはベルナルドの恋人・アニタを演じる。「福岡公演は、友人や家族が見にきてくれるので気合いが違う。今から楽しみ」と増本さん。アニタ役については「マリアやベルナルドへ大きな愛を注ぐ、とても懐が広い人。普段も目標としている人です」と話す。
トニーとマリアが出会うダンスパーティーや名曲「アメリカ」などの華麗なダンスシーンが繰り広げられるシーンは見もの。「ダンスは心拍数ギリギリの振り付け。踊れるだけの体力作りに日々励んでいます」とも。
公演期間は9月21日~11月8日を予定。料金は、S席=9,000円、A席=7,000円、B席=5,000円、C席=3,000円。10月25日までの公演分は発売中、延長分は9月12日に販売開始。