JR九州と博多駅ビル事業者、博多ターミナルビル(福岡市博多区博多駅中央街)、エフエム福岡(中央区)は5月22日、2011年春の開業を目指す新博多駅ビルの3階テラスに、同FMのサテライトスタジオを開設することを明らかにした。
博多駅では、2003年春までエフエム九州(現CROSS FM)がサテライトスタジオ「JR博多駅GIGAスタジオ」を開設していた。1日約35万人が利用する同駅の集客力を生かし「情報発信、話題性作りの新機能を」(博多ターミナルビル)と検討を進め、新博多駅ビルの3階部分に設けられるテラスの南側(阪急側)に、FM福岡の約20平方メートルのスタジオ開設が決まった。
エフエム福岡・編成制作事業部の小田浩稔部長は「平日を中心に新人からベテランまでほぼ毎日、ミュージシャンを始めとした多彩なゲストを登場させていく」としており、「より近くでリスナーとコミュニケーションが取れるので、テラス部や博多口駅前広場など、ロケーションを生かしたイベントもやっていきたい」と意気込む。博多ターミナルビル側も「ゲストを加え、駅前広場や館内スペースなど連動したイベントができれば」とも。
九大サテライトキャンパスと同様、すでに定期賃貸予約契約を締結しており、本契約は来春の見込み。新博多駅ビルは地上10階、地下3階の予定。