専門学校「福岡ビジョナリーアーツ」(福岡市博多区博多駅前3)1階のカフェ「ビジョナリー・カフェ・スウィーツ」は4月25日から、子どもたちがシェフとして料理をつくり、サービスを行う「こどもcafe」を開催している。
同イベントは、今月20日から福岡市内を中心に全国59店舗のカフェが参加して行われている「カフェウィーク2008 ハルノワルダクミ」と25日に始まった「DESIGNING?~デザインを考える5日間 デザイニング展~」の一環。同市南区の設計事務所主宰の宮城雅子さんが発案し、昨年特別講師を務めたことから、同校の協力を得て開催が決まった。
カフェ運営には、デザイナーやイラストレーターらがボランティアで協力。同校フードクリエイト課カフェ専攻の生徒(2年生)12人も参加、実習の一環として子どもたちをサポートする。
実際の運営に携わるのは、4歳~7歳の子どもたち計40人(1日8人×5日間)。おにぎりを握ったり、ハンバーグをこねる・サラダの野菜をちぎるなど、児童たちの表情は真剣そのもの。母親たちは心配そうな表情ながら、我が子の奮闘ぶりを笑顔で見守った。調理する子どもたちは「お料理は初めてだけど、とても楽しい」とレストランデビューを楽しんでいた様子。
メニューは、同校の教師や生徒・フードコーディネーターらが考案し、和・洋のランチプレート(各680円)、白玉のずんだあんのせ(480円)などを提供するほか、テークアウトも用意した。企画した宮城さんは「子どもたちにレストランをする側の経験を知ってもらって、これから家族でレストランに行くときに楽しんでもらえれば」と話す。
営業時間は12時~16時。今月29日まで。