JR九州のグループ会社、ジェイアール九州商事(福岡市博多区博多駅前2)が販売している、JR九州のICカード「SUGOCA」のキャラクター「カエルくん」のぬいぐるみが人気を集めている。
3月1日に正式にサービスがスタートした同ICカードのキャラクター「カエルくん」。「パラッパラッパー」のキャラクターデザインを務めたロドニー・アラン・グリーンブラットさんがデザインを手掛け、CMなどで見かけない日はないほど。博多駅・博多口では1面当たり高さ2メートル×横10メートルで全4面の巨大広告も展開している。
ぬいぐるみを企画・販売した同社はこれまで、九州新幹線や特急、高速バスの車内や主要駅のみどりの窓口で配布している「たびshop」のカタログ販売やオンラインショッピングで、九州の名産品や鉄道グッズなどを中心に展開している。今月25日に発刊された最新号でも同ぬいぐるみが表紙を飾り、ひとくちスイーツの特集、母の日、父の日特集などに交じってSUGOCAグッズも紹介している。
「SUGOCA」デビュー翌日から、ネット販売と博多駅の主要キヨスクで同ぬいぐるみの販売を開始。入荷してはすぐ売り切れる状態が続き、今でも駅構内で同カードのキャンペーンのブースに1体が愛らしく座っているのを見かけるだけ。店頭ではその姿を見ることはできない。
ぬいぐるみは高さ20センチ、頭の横幅は17センチとかなりの頭の大きさにもかかわらずバランスよく座る。同社商品流通部通販課の中道さんは「最初は特に何とも思わなかったが、毎日見るほどに愛着がわいてきた」と笑顔で話す。
また同課担当課長の伊東さんは「九州を旅行や出張で来られた方に、観光だけでなくもっともっと九州の食べ物などを紹介して、九州を好きになってもらいたい」と話し、中道さんも「見るほどに愛着がわくカエルくんが、JR九州のファンを増やすきっかけになれば。今後もいろいろなグッズを企画していく」という。
ぬいぐるみの価格は1,100円。ほかにハンカチ(450円)、エコバッグ(400円)、携帯クリーナーストラップ(260円)なども販売。博多駅をはじめとするJR九州の主要駅で扱っているが、入荷次第販売している。同社が開設している楽天、Yahooショッピングでも扱う。