福岡商工会議所(福岡市博多区博多駅前2)は2月5日から、「一日体験-福博の伝統、文化を達人と楽しむ体験ガイド」と題し、福岡の伝統や文化の1日体験を全20コース実施する。
地域にある旧所名跡や人などの地域資源を掘り起こし、知ってもらおうと3年前から段階的に取り組んできた街歩きのイベント「あ・るっく福岡」の一環で、「長年住んでいても知らなかったことが多かった」と参加者に好評だったことから、更に多くの人を呼び込もうと同会議所が企画した。また街歩きは比較的年配者の参加者が多かったことから、30~50代の女性にも多数参加してもらうのが狙い。
1日体験の内容は、料亭での芸妓(げいぎ)体験や辛子明太子の漬け込み、ホテルのスイートルームでのティータイム、老舗カフェでの喫茶談義、市内の公園や海辺のウオーキングなど多岐にわたり、福岡の伝統や文化を体験できる内容になっている。
同商工所事業推進部 観光・地域振興グループ長で部次長の吉本健一さんは「福岡には(観光資源が)何もないと言われることもあるが、掘り起こせばまだまだいろいろなものがたくさんある。この機会にぜひ体験して、見直していただければ」と話し、「自分たちの地元を知ってもらい、地元や商店街などが活性化し、いずれ自主的にやっていければ」とも。
コースはそれぞれ6人~40人と少数で、参加費用は1,000円から。コースの詳細は商工会議所、市役所情報プラザに冊子を設置するほか、同ホームページで確認できる。2月いっぱい実施する。参加は電話(推進事業部、TEL 092-441-1119)または冊子付属のファクス用紙で申し込む。「あ・るっく福岡」の実施期間は2月26日~3月28日。