TOTO(福岡県北九州市)は2月2日、山本寛斎さんとコラボレーションしたトイレ用品をインターネット限定で発売するのに合わせ、キャナルシティ博多(博多区住吉1)メガストアビル2階の「ラ フォーチェ」の共用トイレに期間限定で実品を展示し、話題を呼んでいる。
山本さん自身の過去の入院体験から、「トイレもまた、部屋と同じくプライベートな空間であるため、その空間を自分色にすることで、トイレを楽しい場とし、人を元気にすることができるのでは」という提案の下、コラボレーションを企画。これまで約15万台を売り上げたタンクレス、節水モデルのフラッグシップである「NEOREST」の2モデルに対応したカラー便ふたに加え、トイレマット、スリッパを発売した。
キャナルシティの商業ゾーン「ラ フォーチェ」は昨年11月にオープン。トイレに同社商品の「NEOREST」の便器を導入していたこともあり、今回さまざまな来客でにぎわう同所のトイレに実物設置が決まった。商品はやわらかい素材感を出すために、会津漆器を手がける蒔絵(まきえ)職人が手作りで製作するこだわりぶり。
商品はインターネット限定で、同施設内のTOTO福岡ショールームにも展示していない。「ご自宅はもちろん、オフィスや商業施設でもトイレを重視する方はとても増えてきている。癒やされ、リフレッシュできる心地よい空間を提供できるよう提案のきっかけとなれば」と同社九州支社 市場開発部の濱顕子さん。「話の種にもなるし、おしゃれなトイレをぜひ見ていただければ」とも。
カラー便ふたは同社サイトのみ販売し、価格は31,500円~36,750円。ブラック・グレー=各100枚、ブルー=70枚、オレンジ・ホワイト・グリーン=各50枚限定。同所での展示は6月30日まで。