ゲイツ(福岡市博多区中洲3)内の「エクセル博多」で1月9日、中国語会話講座が開かれ、九州一の繁華街・中洲のママや関係者など約20人が参加した。主催は中洲の飲食店店主らでつくる中洲町連合会。
中洲一体でも不況の影響から、外国人観光客もやや低迷していると言われているが、昨年は中国人富裕層を中心に、クルーズ船による来日が23回、計3万人が来日。うち約70%が中国人で、今年は26回、5万5千人の来日が予定されている。
講師には、昨年まで福岡市上海事務所の所長を務めた福岡市経済振興局係長の村上生世央(きよちか)さんを迎えた。講義の冒頭、同会の柴田有年会長が「不安材料を抱えてはいるが、アジアに一番近い中洲も国際化は必須」と話し、講義では中国内での方言の違いなども交えて解説したほか、「会計」や「水」といった実際に使われると思われる言葉など、接客に必要な会話集も併せて用意され、受講したママらは真剣な表情だった。
川原雅康専務理事も「今年は厳しい年になるかも知れないが、中洲は幾多の不況を乗り越えてきた。(中国語を勉強することで)中洲を元気づけていくことができれば」と講座の成果に期待を寄せる。
講義は月2回で3月まで第1期として行い、4月以降の開講も予定している。