福岡シティ劇場(福岡市博多区住吉1)で行われている劇団四季のミュージカル「ライオンキング」の公演が、10月30日の夜公演で6,000回を達成し、出演者が総出で特別記念カーテンコールが行われた。日本演劇史上最速の記録を打ち立てた。
現在も東京と福岡の2都市で同時ロングラン公演を行っており、東京・四季劇場「春」では1998年以来休むことなく上演。同時に大阪・名古屋などでも上演を行ってきた。福岡では2001年4月~2003年3月に上演され、今年1月6日から2度目の上演もスタート。9年10カ月での6,000回達成は、日本演劇史上最速の達成。
この日、東京の昼公演で5,999回を迎えており、東京の出演者からは応援メッセージが流れた。出演者が四方から客席を通りステージへ登壇、「6000」の記念看板を組みたてると、会場からは大きな拍手がわき起こった。同ミュージカルの劇中歌が流れる中、出演者らが手を振り、客席はスタンディングオベーションに。県外からも熱烈なファンが訪れるなど、多くの観客で埋まった劇場は歓声に包まれた。
出演者代表、スカー役の深水彰彦さんは「この作品をはぐくんでくださったお客様のご支援のたまもの。動物・植物一同心より感謝を申し上げます」と話し、客席に下りて観客らに笑顔を見せた。
公演は来年2月28日までの再延長が決まっているほか、12月17日以降の延長分チケットは10月25日から一般発売が行われている。料金はS=9,800円、A=8,000円、B=6,000円、C=3,000円。ファミリーゾーンはS子ども=5,000円、同A子ども=4,000円と、いずれも料金を値下げしている。