日本航空(JAL)は4月1日から、国内線では2路線目となる、「JALファーストクラス」を東京(羽田)-福岡間でスタートさせた。それに伴い福岡空港のラウンジをメゾネット(2階建て)にリニューアルするなど、国内線の個人旅客獲得を優位に進めたい考え。
2007年12月にスタートさせた東京(羽田)-大阪(伊丹)間のファーストクラスの搭乗率は約85%と好評で、路線規模もビジネス需要も大きい福岡線にも導入を決定。導入に当たっては、直接ラウンジに入れる専用エントランス・セキュリティーも整備した。
ホテル日航福岡(福岡市博多区博多駅前2)では3月11日までシートの展示を行い、宿泊客らの目を引いていた。1便14席の設定となる、今回のファーストクラスに導入される最上級のシートは、伊丹線でも好評だという。
また機内食は10日ごとに替わり、福岡線には軽食に温かいメニューの追加も予定しているという。同社福岡支店の広報担当は、「お客様にはハード面・ソフト面ともに最上級のおもてなしをしたい」と話している。
4月は往復4便だが、5月には12便に拡大し、全便に早期導入を目指している。料金は国内線運賃プラス8,000円。マイルは通常のフライトマイルに区間マイルの50%を積算する。福岡空港サクララウンジのリニューアルオープンも、4月1日に合わせて行われた。