博多に8月19日、スマートフォンで部屋の鍵の開閉などができる「IoT」デバイスを活用した宿泊施設「&AND HOSTEL(アンドホステル)」(福岡市博多区上川端町)がオープンした。
さまざまな「もの」にインターネットをつなげる「IoT」を体験できるもので、宿泊者は専用のアプリを取り込んだホテルから貸し出されるスマートフォンで部屋の鍵の開閉、照明や香り、エアコンの温度調節などができる。
国内のIoT技術の発信や実証実験データ収集なども狙いで、IoTデバイスメーカーや九州大学などと連携。同事業を展開する「BIJ」(東京都渋谷区)の木地貴雄社長は「宿泊だけでなく、ホテルも観光体験の一つにできれば」とし、福岡で2号店の展開も検討中という。
地上3階建て、延べ床面積は約380平方メートル。客室は、ドミトリールームやスタンダードダブルルームなど計11室で、「IoT」が体験できる部屋はそのうちの4室。1階にはダイニングカフェも設ける。料金は、ドミトリールーム=3,000円~、IoTルーム=9,500円~など。