免税店最大手のラオックス(東京都港区)は4月22日、「ラオックス 福岡キャナルシティ博多店」(福岡市博多区住吉1)をリニューアルオープンした。
今年4月で開業5年目を迎えた同店。入り口に着物のスタッフが常駐し、ベビーカーや車いすのレンタルなどを行うコンシェルジュカウンターを設けたほか、店内の通路幅拡大やレジを10台追加。混雑する店内でよりスムーズに買い物ができるよう対応した。併せて、カットフルーツやドリンクなどをそろえる約70席の休憩スペースも新設した。
商品について同社の羅怡文社長は、家電やジュエリー、時計などが以前の売れ筋商品だったが、昨年後半からは日用品や化粧品、医薬品、食品など「より日常生活に近い商品の売れ行きが伸びている」と分析。新たに常時1000アイテムをそろえる医薬品や九州の焼酎や日本酒などの商品展開を強化したという。
熊本地震による外国人旅行者の減少について、「観光客の減少は避けられないものの、九州の魅力が減ったわけではない。店舗を通じて長期的に九州の魅力を発信していきたい」と話す。
営業時間は10時~21時。