複合ビル「JRJP博多ビル」(福岡市博多区博多駅中央街)の商業ゾーンが4月27日、開業する。
地下3階、地上12階建てで、地下1階~地上2階を商業ゾーン、3階~12階をオフィスゾーンで構成する。商業ゾーンの運営はJR博多シティが手掛ける。
地下1階は飲食フロア「駅から三百歩横丁」。肉専門店「たんか」、焼き鳥居酒屋「焼きとりの八兵衛」、もつ鍋店「一慶」、海鮮居酒屋「浜焼き 磯貝」、肉料理店「Nikuyaki Benjamin(ニクヤキベンジャミン)」、串揚げ店「串揚げ角打ち しらすくじら」、うどん居酒屋「福岡屋」、ラーメン専門店「元祖 名島亭」など11の飲食店が並ぶ。国内外の商業施設やホテルなどを手掛けるデザイナー小坂竜さんによる環境デザインで、「滲(にじ)み合う個性」をコンセプトに据え、店舗ごとの壁を減らした「屋台街」をイメージした内装が特徴。
1階は和食店「河太郎」、カフェ「スターバックスコーヒー」、コンビニエンスストア「ローソン」が出店。スターバックスコーヒーは、店舗面積約227平方メートルで九州地区最大級の規模。プレミアムコーヒーを提供する「スターバックスリザーブ」を備え、「九州の旗艦店の位置付け」(同社広報担当の田中有紀さん)という。木目を基調とした内装で、壁には有田焼のタイルを使ったアートワークを施したほか、八女産のちょうちんをアレンジしたフロアランプなどを用いている。席数は75席。
2階には九州初出店のフレンチレストラン「俺のフレンチ」、アメリカンレストラン「ハードロックカフェ」が出店する。俺のフレンチは、182席を設け、店内でライブ演奏なども予定。ハードロックカフェは、国内初導入のアイランドバー(口の字型カウンター)の15席を含む計141席。ライブステージやグッズショップも併設し、赤を基調としモダンな内装に仕上げたという。
営業時間は店舗により異なる。