人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」を題材にした「スーパー歌舞伎IIワンピース」が4月2日、博多座(福岡市博多区下川端町2)で開幕する。
市川猿之助さんが演出・主演を務め、昨年10月・11月に東京・新橋演舞場で公演され、10 万人を超える動員を記録した同作。博多座は2月公演終了後から劇場を改修し、同作がリニューアル後初の公演となる。
モンキー・D・ルフィ、ボア・ハンコック、シャンクスを演じる猿之助さんは「(歌舞伎版「ワンピース」が決まったときは)どうやってお客を入れる作品にするか考え、原作ファンにも納得してもらえる作品作りに苦労した」と明かす。サンジ、イナズマ役・中村隼人さんも「どうやって歌舞伎にするのだろう」と当初は驚いたという。ロロノア・ゾロ、ボン・クレー、スクアード役の坂東巳之助さんは、「ワンピースをきっかけに歌舞伎に触れる若い世代の方が増えれば」と期待を寄せる。
「博多座版はより洗練された作品になっている」と猿之助さん。「とにかく面白く、見せ場の連続にすることを大切にした。われながら良い作品になった」と自信を見せる。
料金は、A席=1万8,000円、特B席=1万3,000円、B席=9,800円、C席=5,000円。公演は4月26日まで。