劇団四季は9月15日、キャナルシティ劇場(福岡市博多区住吉1)でミュージカル「美女と野獣」を来年3月から上演すると発表した。
「美女と野獣」は1994年にブロードウェーで初演されたディズニー初のミュージカル。ディズニーと劇団四季が初めて提携したミュージカル作品として、翌年に東京と大阪で上演し、これまで9都市で5200回以上、累計約495万人を動員した。福岡では、10年ぶり3度目の公演となる。
「男女や親子などさまざまな愛の形が描かれた、演じる度に心揺さぶられる作品。丁寧に演じたい」とビースト役の北澤裕輔さん。福岡市出身のベル役・平田愛咲(あずさ)さんは「中学生の時に観劇して感動したのを覚えている。今度は私がこの感動を届けたい」と意気込む。
劇団四季の吉田智誉樹社長は会見で、2017年6月から2020年5月までの3年間、同劇場を劇団四季の専用劇場とし、長期の公演を行うことを併せて発表。「3年間、しっかり公演を行い、今後常設劇場とするのかなどを検討していきたい」と話した。
同劇場は、1996年に劇団四季の専用劇場「福岡シティ劇場」として開館し、ライオンキングやオペラ座の怪人などを公演してきたが、入場者数の伸び悩みなどを理由に2010年5月に常設での公演を終了している。
公演は来年3月13日開幕。料金はS席=9,800円、A席=8,000円、B席=6,000円、C席=3,000円。ファミリーゾーンS席子ども(3歳~小学6年対象)=5,000円・A席子ども=4,000円。チケットは12月26日から一般発売(来年6月12日公演分まで)。