博多座(福岡市博多区下川端町2)で3月6日、ふくや(中洲2)の創業者・川原俊夫さんの人生を舞台化した「めんたいぴりり~博多座版~」が初日を迎えた。
辛子めんたいこ作りに奮闘する主人公・海野俊之と妻・千代子と、2人を取り巻く人々を描く。俊之を博多華丸さん、妻・千代子を酒井美紀さんが演じる。
無事に初日公演を終えた華丸さんは「ホッとしている」と第一声。「博多座の舞台に立ててとても光栄で感謝」と笑顔を見せる。ドラマで千代子を演じた富田 靖子さんからも体調を気遣うメールをもらったと明かし、「1カ月、できそうな気がする。頑張りたい」と目を光らせる。
通常公演は映像のみの出演だが、初日限定で生出演を果たしたスケトウダラ役の博多大吉さんは「(華丸さんに舞台のオファーが来た際は)たちの悪いドッキリかと心配していたが、無事に初日を迎えて安心。(相方は)よく練習しているなと感じた」と称賛。「私はもう(今日が)千秋楽なので…」と寂しげだが、「相方に負けないよう、ピンの仕事を頑張りたい」と大吉さん。「今月はほかに空いている日もある」と監督に再度出演の意向を匂わせるものの、「やんわりと断られた」とも。
劇中には山笠の登場する場面も盛り込まれた。「山笠に圧倒されて皆さんの熱い思いが伝わってきた」と酒井さん。「(同作は)地元の方が大切にしているドラマ。舞台では、ドラマとはまた違うものを感じていただけるのでは」と話す。
料金は、A席=12,000円、特B席=9,000円、B席=7,000円、C席=4,000円。今月29日まで。