キャナルシティ劇場（福岡市博多区住吉1）で4月20日、劇団四季ミュージカル「キャッツ」が開幕した。

　同作は、福岡では1990年にシーサイドももちにテント式仮設劇場を設けて初めて上演。1998～1999年には初の「常設劇場版」として福岡シティ劇場（現・キャナルシティ劇場）で上演され、今回の公演は15年ぶり3回目となる。

　福岡県春日市出身のボンバルリーナ役・高倉恵美さんは「キャッツは私の人生そのもの。再び、福岡でこの作品に出演でき感謝。九州の方に感動を届けたい」とコメントを寄せる。

　都会のゴミ捨て場を舞台にしたセットは、通常の約3～5倍のサイズの空き缶や人形などのゴミを舞台に再現。各公演会場によって違う「ご当地ゴミ」のオブジェも見どころで、福岡公演ではにわか面やICカード「ニモカ」などが施されている。同作の舞台美術デザインを手掛ける舞台美術家・土屋茂昭さんは「ゴミにも思い出が詰まったものばかり。リアルさを感じていただければ」と話す。

　料金は、S席＝9,800円、A席＝8,000円、B席＝6,000円、C席＝3,000円。ファミリーゾーンS席子ども（3歳～小学6年対象）＝5,000円、A席子ども＝4,000円。公演は10月4日まで。