博多座(福岡市博多区下川端町2)で12月18日、「オッペケペー節」で知られる川上音二郎と貞奴の人生を描く、生誕150年企画公演「川上音二郎・貞奴物語」が上演される。公演に先駆けて10月21日、音二郎が眠る承天寺で出演者が出席して会見が行われた。
川上音二郎の研究を行う漫画家・長谷川法世さんらが企画したもので、2010年に初演。好評だったことから新キャストを迎え再演する。原案は長谷川さん、脚本は長谷川さんと地元劇団「ギンギラ太陽’s」主宰の大塚ムネトさんによる共同脚本。青年期の音二郎を福岡の芸能プロダクション「アクティブハカタ」所属の柴田聖矢さん、貞奴を中村公美さん、晩年期の音二郎を大塚さん、貞奴を坪内陽子さんが演じる。
「地元の人があまりに音二郎を知らなすぎる。基礎知識を詰めた皆に伝わる舞台にしたい」と長谷川さん。柴田さんは「役者としての大・大・大先輩を演じることにプレッシャーがあるが頑張りたい」。大塚さんは「こんなに面白い人が博多にいたんだと知ってもらえれば」と、それぞれ意気込みを見せる。
開演は11時、18時30分で2回公演。料金は、A席=6,000円、B席=4,500円、C席=3,000円。