ふくや(福岡市博多区中洲2)の創業者・川原俊夫さんの人生をドラマ化した「めんたいぴりり」が8月、テレビ西日本で放送される。
原作は「明太子をつくった男 ふくや創業者 川原俊夫の人生と経営」(川原健著)で、主人公・海野俊之と妻・千代子の明太子作りに奮闘する夫婦とその家族の姿を描く。福岡を拠点にテレビCMなどの映像作品を手掛ける江口カンさんが監督を務め、主人公・海野俊之を博多華丸さん、妻・千代子を富田靖子さんが演じる。
「責任のある仕事はすべて(博多)大吉に任せているので(笑)こんなに一生懸命した仕事は初めて」とドラマ初主演の華丸さん。司会者から「明太子といえば、以前は『めんたいこマン』をされていましたが…」と、同局で以前放送されていた番組「とことんサンデー」で演じたキャラクターの話題を振られると、「あれは、この役への布石だったのでは」と応え会場を沸かせた。
「山笠のシーンはあまりの(華丸さんの)格好良さに涙が出た」と富田さん。「撮影時には、先代が乗り移っているようだと言われた。それからは、体やセリフを動かしてもらっていた感じ」(華丸さん)と振り返る。江口さんは「笑ってホロッとさせる作品。本当にいいものができた」と自信を見せる。
放送は、第1部=8月3日(時間は未定)、第2部=同5日から開始、月曜~木曜の9時50分~10時5分。