「スマホ依存症」のカップルをターゲットにした無料のスマートフォンアプリ「KISS」が登場した。
広告代理店「BBDO J WEST」(福岡市中央区天神4)とJR九州ファーストフーズ(博多区博多駅東1)が共同で開発したもので、コンセプトは「スマートフォンを放っておくこと」。同アプリを起動後、2つのスマートフォンの画面同士を重ね合わせると20分後にアラームが鳴り、クーポンが配信される仕組み。
「例えば、カフェでのデート中に会話すべき人が目の前にいるのに、メールやSNSなどに夢中でスマートフォンの画面を見つめる人が増えている」と開発担当者。画面同士を重ねている間は、スマートフォンを扱うことなく、恋人や友人と会話を楽しんでほしいと「『スマホ依存症』の解決策として開発した」という。
クーポンは、シアトルズベストコーヒー博多筑紫口店、アミュプラザ博多店など市内5店舗で見せるとクッキーと引き換えられるほか、「キスのシチュエーションとして使ってほしい」とヘリコプターやリムジンクルーズの「当たり」クーポンも盛り込んだ。
ターゲットはカップルや夫婦、友人同士。「スマートフォンを重ね合わせるという行為が、新しいコミュニケーションの習慣として受け入れられれば」と担当者。クーポン進呈は5月2日までだが、アプリは6月末までの展開を予定。引き換えは5月3日まで。