「博多町家」ふるさと館(福岡市博多区冷泉町、TEL 092-281-7761)で4月26日より、企画展「戦後の福岡・博多を元気にしたアイデアマン 光頭無毛文化財 田中諭吉展」が開催される。
博多川端町出身の田中諭吉さん(1901-1970)は27歳で福岡日日新聞社(現・西日本新聞社)に入社。西日本新聞社を経て大広、西広で勤務。新天町商店街の立ち上げや太宰府天満宮の曲水の宴、櫛田神社の節分大おたふくや常設飾り山笠など、福岡で現在も続くイベントを立案し、文化事業に多大な貢献をした。自身のはげ頭を「光頭無毛文化財」と称するユーモアも持ち合わせたアイデアマンとしても知られる。
同展では、田中さんが手掛けた櫛田神社・常設飾り山笠の当時の企画書や、太宰府天満宮の曲水の宴の当時の写真、田中さんの卒業証書や通知表、自画像、肖像博多人形などを展示する。
「戦後の福岡・博多を元気にした男・田中諭吉の知られざる足跡を見ていただければ」と担当者。
開催時間は10時~18時。入館料は200円(小中学生は無料)。5月31日まで。