福岡空港(福岡市博多区大字下臼井)国際線ターミナルビル3階・西側のロビーガラスにステンドグラス作品が設置され、1月29日に除幕式が行われた。
福岡県出身の洋画家・野見山暁治(ぎょうじ)さんが原画を手掛け、クレアーレ熱海ゆがわら工房(静岡県熱海市)の職人がステンドグラスを制作した。作品のタイトルは「そらの港」で、大きさは縦約3.4メートル×横10メートル。約100種類・約3000ピースのドイツ製アンティークグラスを使い、職人10人が約半年かけて完成させたという。
「空港を利用する多くの方に素晴らしい作品を堪能してほしい」と除幕式に出席した福岡空港ビルディングの麻生渡社長。野見山さんは「作品を見に行く美術館とは違う。通りすがりに何となく、ステンドグラスの光に心地よさを感じていただければ」と話す。