「博多祇園山笠」の舁(か)き山がこの日だけ博多区を出て那珂川を渡り、城下町「福岡」に入る「集団山見せ」が7月13日、福岡市博多区の呉服町交差点から福岡市役所までの約1.3キロメートルで行われた。2度目となる同市の吉田宏市長や西鉄の竹島和幸社長ら28人の知名士が台上がりを務めた。
集団山見せは「市民や観光客に山笠を見てもらいたい」との福岡市の要請で1962年にスタート。15時30分、一番山笠の大黒流が大博通りの呉服町交差点を出発。5分おきに各流が続き、市役所までの約1.3キロメートルを疾走した。今年は日曜日が重なったこともあり、舞台となった明治通りの沿道は大勢の見物客らの歓声が上がったり、写真を撮ったりするなどしていた。
この日福岡市は最高気温33.4度を記録。猛暑の中、舁き手たちは沿道に用意された勢い水をかぶりながら、「オイサ!オイサ!」と掛け声を上げ疾走、街は山笠の熱気に包まれた。
14日夕方には、一部の流で最後の調整ともいえる「流舁き」があり、舁き手らが準備を整える。翌15日早朝には山笠の最後を飾る「追い山」でクライマックスを迎える。
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