昨年3月3日に開業したJR博多シティを運営する博多ターミナルビル(福岡市博多区博多駅前中央街)が3月1日、1年間の業績を発表した。
プレオープンの3月2日から今年3月1日(3月1日は見込み値)までを集計した結果、累計来店者数は5420万人を数えた。1日平均は目標の10万人を超え約15万人に達した。累計売上高は750億円で、売上構成はアミュプラザ博多=目標を19%上回る356億円、博多阪急=目標を3%を上回る380億円。博多1番街=14億円。
飲食フロア「くうてん」の累計利用客数は410万人で、売り上げは78億円。「くうてんや東急ハンズが特に好調で売り上げをけん引した」と同社の丸山康晴社長。九州新幹線全線開業の相乗効果もあったというが、2年目の課題として、リピーター獲得やファッションテナントの強化、キャナルシティや天神地区との連携などを挙げる。
博多阪急の累計来店客数は約3100万人。地下の食品フロア「うまちか」だけで目標の85億円を超える約102億円に達し、「洋菓子などの売り上げがけん引、駅立地も手伝い弁当なども好調だった」(博多阪急・柳澤興平店長)という。