映画「はやぶさ 遥かなる帰還」主演の渡辺謙さんが2月1日、JR博多シティ(福岡市博多区博多駅中央街)9階の「T・ジョイ博多」を訪れ、4月より社会人になる大学生へエールを送った。
全世界が注目した小惑星探査機「はやぶさ」。同作は、2003年の打ち上げから2010年の帰還まで、日本の科学者・技術者らの激動の7年を描く。「絶対に諦めない」とのメッセージが込められた同作にちなみ、4月から社会人になる九州大学、西南大学など地元の大学生32人に渡辺さんがエールを送るイベントが開かれた。
映画を見た学生らは率直な感想を述べ、渡辺さんが演じる主人公・山口駿一郎のリーダー像、仕事についてなど次々に質問。渡辺さんは「(自身も)20代半ばまで今の仕事が向いているのか分からなかった」と明かし、「今からする仕事を通して、本当にやりたいことを見つけていければいい」と「人生の先輩」としてエールを送っていた。
イベント終了後は2月3日の節分に先駆け、学生と一緒に恵方巻きを丸かじり。同作のヒットを願った。同作は2月11日より公開。