博多ターミナルビルは1月19日、3月3日に開業する新博多駅ビル「JR博多シティ」内の「アミュプラザ博多」の概要を発表した。
地下1階~10階のフロア構成で、売り場面積は約5万7,000平方メートル。テナントは九州初84店、福岡初5店、計229店舗が出店する。全体のコンセプトは「SHIN博多BLEND」。「伝統や最新の文化をブレンドしながら発信したい」と同社の丸山康晴社長。「SHIN」には「真」「進」「親」「新」などの意味を込める。
地下1階=食品フロア「アミュ地下」。「九州の旬の食」をテーマにスイーツや弁当、総菜などをそろえる「博多小径(こみち)」、フローズンヨーグルトの「ゴールデンスプーン」、老舗「柿安」の牛肉弁当専門店「柿安 牛めし」、アメリカ発人気ドーナツ店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」(以上、九州初)など。
1階=「パーソナルギフト」。博多老舗の「チョコレートショップ 博多の石畳」、奈良の老舗和雑貨専門店「中川政七商店」など「ギフト」をテーマにそろえる。
2階=「スタイリッシュゲート」。鎌倉のシャツ専門店「メーカーズシャツ鎌倉」、サマンサタバサのゴルフ・トラベルグッズを展開する「サマンサタバサリゾート」(以上、九州初)など。
3階=「オーセンティックスタイル」。人気セレクトショップ「トゥモローランド」「ビームス」「シップス」などメンズ・レディスの複合展開を行う。
4階=「アーバンカジュアル」。「女性の街ナカカジュアル」がテーマ。レディス「スピック&スパン フレームワーク」、札幌発のブランド「トランプ」(以上、九州初)など服飾雑貨、化粧品を展開。
5階=「トレンドアベニュー」。メンズ・レディス「ヒステリックグラマー」など個性派ブランドや九州初出店の生活雑貨「WTW」など。大時計の裏に位置するフロアで、約25メートルの窓から景色が一望できるカフェ「エスプレッサメンテ イリー」も。
6階=「ナチュラルライフ&ヤングカジュアル」。シューズ「トリッペン」、メンズ・レディス「アーバンリサーチドアーズ」(以上、九州初)のほか、カフェ「アフターヌーンティー・ティールーム」も出店。
7階=「こだわりライフ」。「フランフラン」「ダブルディ」などのインテリア雑貨や「タワーレコード」「島村楽器」など。
8階=「クロスカルチャー・クロスジェネレーション」。約800坪で展開する書店「丸善」、ペットショップ「P2」、男女で参加できる料理教室「ABCクッキングスタジオ+m」、九州初の鉄道模型専門店「ポポンデッタ」などカルチャー中心の構成。
9階にはシネマコンプレックス「T・ジョイ」、1~5階には「東急ハンズ」が九州初出店する。丸山康晴社長は「(新博多駅ビルの開業で)人の流れを駅からまず、キャナルシティ博多につなげたい。そして天神までつなげられるよう、盛り上げていきたい」と話す。
1日の来場者数は約10万人、初年度売り上げは約300億円を見込む。