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博多座で来年1月にミュージカル「十二国記」 公演に先駆け柚香光さん来福

博多座1月公演ミュージカル「十二国記 -月の影 影の海-」に出演する柚香光さん

博多座1月公演ミュージカル「十二国記 -月の影 影の海-」に出演する柚香光さん

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 博多座1月公演ミュージカル「十二国記 -月の影 影の海-」に出演する柚香光さんが10月3日、福岡を訪れ公演への思いを語った。

取材会の様子

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 「十二国記」は、小説家・小野不由美さんによる大河ファンタジー小説。「我々が住む世界」と「地球上には存在しない異界(十二国)」を舞台とした物語で、1991(平成3)年に刊行された「魔性の子」で始まり、翌年刊行の「月の影 影の海」でシリーズ化された。2002(平成14)年にはNHKでアニメ化され、2019年には18年ぶりとなる新作長編も刊行されている。今回のミュージカルでは、十二国記シリーズ本編の第1作となる「月の影 影の海」を描く。今年12月の東京・日生劇場での公演を皮切りに、博多座、大阪・梅田芸術劇場、名古屋・御園座で上演を予定する。

 主人公の女子高生・中嶋陽子(ヨウコ)を同ミュージカルでは2人が演じ、「我々が住む世界」に生きる陽子を加藤梨里香さん、異界に連れ去られた後の陽子(ヨウコ)を柚香さんが演じる。出演は、柚香光さん、加藤梨里香さん、太田基裕さん・牧島輝さん(ダブルキャスト)、玉城裕規さん、原田真絢さん、章平さん、相葉裕樹さんなど。

 原作について、柚香さんは「数々のメッセージや深い言葉、ヨウコの言葉や境遇、運命に対する向かい方などから、『あなたは今どうなのか』『あなただったらこの時どうするか』と問いかけられているような、突きつけられているような、パワーやメッセージ、エネルギーを感じた。作品に出合えたことが本当に幸せ」と思いを語った。

 陽子(ヨウコ)のキャラクターについては、「物語の最初では、女子高生らしい葛藤や迷い、過ちなどを心に抱えた『等身大の女の子』という感じ。私も共感する部分があるような、弱さや迷いを抱えているキャラクターだが、自分に向き合わなければいけなくなった時に成長していく姿は、とても芯が強く、本当の意味で賢く、素晴らしい。最初の弱い部分は共感するところがあったが、その先のヨウコの歩み方は、とても尊敬するところ」と自身と重ねて話した。

 博多座での公演については、「博多座で公演できることがとてもうれしい。建物の雰囲気も大好きで、ロビーで感じる高揚感も魅力的で大好き」と話し、「博多座の周りの活気も、とても心躍る、すてきな街だと思うので、今からわくわくしている」と笑顔を見せた。

 公演期間は2026年1月6日~11日。チケットは、A席=1万5,500円(土曜・日曜、千秋楽=1万6,000円)、B席=1万500円(同=1万1,000円)、C席=5,500円(同=6,000円)。

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