九州産イチゴの試食イベントが1月28日、福岡空港国際線旅客ターミナルビル4階で始まった。
訪日外国人に九州イチゴの魅力を伝えようと、九州農政局、福岡ソノリク(佐賀県鳥栖市)、ジェトロ福岡、福岡国際空港が主催する同イベント。九州で生産が盛んな「あまおう」や「さがほのか」などをインバウンド旅客へ試食してもらうことで、九州イチゴの認知向上を図るほか、今後外国人が訪日するコンテンツの一つとなるようにしていくことで、訪日のリピート率向上を図るという。このほか、九州イチゴの販路拡大による輸出増加、同空港の国際貨物取扱量の増加につながることにも期待する。
試食では、あまおう、いちごさん、ゆうべに、ゆめのか、淡雪、さがほのか、ベリーツ、さつまおとめ、恋みのりの、合計9種類の九州イチゴを提供するほか、イチゴの物販なども行う。九州イチゴの品種や特徴を伝えるポスターの掲出や、英語、韓国語など各国の言語で九州イチゴの魅力を伝えるチラシなども用意する。
農林水産省九州農政局長の緒方和之さんは「九州のえりすぐりのイチゴを実際に試食して、それぞれの品種のおいしさを体感いただき、九州イチゴのファンになってもらえたら。取り組みを通じて九州イチゴの輸出拡大が図られ、イチゴの生産拡大、さらには輸出に取り組む生産者の増加につながれば」と話す。福岡国際空港執行役員空港営業本部長の安藤愛介さんは「イベントを通じて、九州の観光促進、さらには地域の活性化につながっていけば。こうした取り組みが、国際線の新規就航、増員、飛行機の大型化など、空港としての成長に寄与することにも期待したい」と話す。
開催時間は7時30分~(なくなり次第終了)。2月3日まで。