パナソニックインフォメーションシステムズ(大阪市北区、東京都中央区)が9月17日、薬院オフィス(福岡市中央区薬院3)と美野島オフィス(博多区美野島4)を集約し、コネクトスクエア博多(博多駅東1)6階に九州オフィスを移転した。
パナソニックグループ約500社のIT部門の中核を担う会社として、グループ各事業会社と連携し、システムなどの企画・構築・運用を行う同社。大阪と東京に本社を構え、福岡はこれまで薬院と美野島にオフィスを構えていた。今回の移転は、事業部と営業部の拠点を一本化し、九州における外販拡大をはじめ、九州拠点の一体化、採用強化、アプリ開発強化、製造ソリューション中核拠点としての拡大を目的とする。同社取締役専務執行役員の刀根佳久さんは「東京・大阪に続き、われわれのビジネス拡大の一拠点としてポジショニングしていく」と話す。
移転したオフィスの面積は約200坪で、薬院と美野島からの社員約60人を集約する。エントランスと執務エリアは木目調で明るい内装にし、会議室は落ち着いたシックカラーを取り入れた。フリーアドレスを導入し、昇降テーブルやカウンター席、ソロブースも設ける。会議室のネーミングには九州の海域「博多湾」「玄界灘」「有明海」などを取り入れた。移転プロジェクトメンバーの葛西由樹さんは「九州のおいしい魚を想像させるような海の名前で、お客さまとの話のきっかけになれば」と話す。
刀根さんは「パナソニックのIT会社として、新しいオフィスでこれからも福岡の役に立ちたい。人こそが企業成長の気力になるので、弊社のメンバーとして九州・日本を盛り上げたいと思う人とのご縁もあれば」と話す。