「博多ポートタワー」(福岡市博多区築港本町)が現在、開設60周年記念で博多港フォト&ムービーコンテストや博多港スタンプラリーなどの記念事業を展開している。
1964(昭和39)年10月に開設し、今年10月17日で60周年を迎える「博多ポートタワー」。博多港のシンボルとして親しまれる同タワーは、高さ100メートル。タワー内地上70メートルに、船の無線局「博多ポートラジオ」と、360度周囲を見渡せる展望室を設ける。設計者は東京タワーや別府タワーなどを手がけた内藤多仲。
記念事業の企画理由について、福岡市港湾空港局総務部総務課長の添田晃さんは「新型コロナウイルス感染症の影響でベイエリアのにぎわいが落ち込んでしまっていたが、人の流れも戻ってきたので60周年の節目に当たりもっと博多港に興味を持ってもらえたら」と話す。
8月28日はパリパラリンピック開会式当日限定の特別ライトアップ、8月30日まで博多ポートタワーや博多港がテーマの作品を一般募集する「博多港フォト&ムービーコンテスト」を行うほか、9月1日までは同タワーの展望室などを巡り2次元コードを読み取るデジタルスタンプラリー「博多港スタンプラリー」を開催している。
10月12日は、60周年記念イベント、点灯セレモニー、博多湾ナイトクルーズを行う予定。10月12日~20日は特別ライトアップを行う。情報はウェブサイトで順次公開する。
添田さんは「大事な港の役割を楽しく伝え、港のファンをもっと増やしたい。普段足を運ぶ機会がなかなかないと思うので、この機会に博多港に来てもらえたら」と話す。
開館時間は10時~20時(入場は19時40分まで)。水曜休館。入館無料。10月20日まで。