ベガコーポレーション(福岡市博多区祇園町7)が4月8日、運営する家具・インテリアECサイト「LOWYA(ロウヤ)」の初となる直営店「LOWYA九大伊都店」(西区九大新町5)をオープンした。
ベガコーポレーションは福岡の博多に本社を構え、家具・インテリアEC事業の「LOWYA」および越境ECプラットホーム事業の「DOKODEMO(ドコデモ)」を運営する。同社は2004(平成16)年7月北九州市に設立し、同年10月にLOWYAをECモール内にオープンした。2006(平成18)年に自社ECサイトをLOWYA旗艦店として立ち上げ、2016(平成28)年に東証マザーズ市場に上場する(現在東証グロース)。自社で企画から製造、販売までを手がけ、昨年は卸売業も始めた。現在の売上高はおよそ170億円。今回、実際に目で見て触れて、安心して購入できる「リアルな場」を創るため、ブランド誕生19年で初めて実店舗「LOWYA九大伊都店」をオープンした。
「LOWYA九大伊都店」は同日グランドオープンした研究開発次世代拠点「いとLab+」にテナントとして出店。店舗面積は402平方メートル。ソファなどの大型インテリアから雑貨までそろえ、家具・インテリア400商品、雑貨200商品の計600商品以上を販売する。フロアではLOWYAインテリアスタイリストによる、間取りや色、テイストから提案するルームコーディネートエリアを11つ設ける。
「いとLab+」は、九州大学伊都キャンパスから約1.5キロメートルの複合研究開発施設。商業棟「九大伊都蔦屋書店」、飲食棟「ITO GRAND」、物販棟「LOWYA九大伊都店」、研究開発棟、賃貸住宅棟から成り、産学連携により新産業・新事業の創出を目指す。
ベガコーポレーション社長の浮城智和さんは「年々リアルとECは融合が進んでおり、お客さまから実物が見たいという声が多かった。西区のいとLab+は産学連携、これから伸びていくチャレンジングなプロジェクトで、弊社のフィロソフィーと合っており、出店を決断した。地域の発展と一緒にわれわれも発展していきたい」と話す。