九州大学芸術工学研究院の授業プログラム「中洲・映画まちづくりプロジェクト」のキックオフイベントが3月19日、大洋映画劇場(福岡市博多区中洲4)で開かれる。
「中洲・映画まちづくりプロジェクト」は、同研究院が福岡の中洲の人々と一緒に映画・エンターテインメントを通して新たな中洲のまちづくりを考えようというプロジェクト。同大学教員の近藤加代子教授と高取千佳准教授が話し合い、中洲で暮らしたり働いたりしている人々に焦点を宛てた映画を学生が制作する授業を開講したことをきっかけに立ち上げた。
イベントでは、河瀬直美監督をゲストに「河瀬直美の映画を通したひとまち育て」と題し、河瀬さん監督の映画「朝が来る」の上映と河瀬さんのトーク、パネルディスカッション「中洲のまちと映画・エンターテイメント~過去・現在・未来~」を行う。
高取准教授は「中洲は現在、『夜の街』として有名で、映画館は大洋映画劇場だけだが、かつては多くの映画館がひしめく映画の街で、昼間に人々が詰め掛け映画を見てショッピングや食事を楽しんでいた。コロナ禍の飲食業の苦境を機に、映画やエンターテイメントを切り口にして、中洲の新しい町づくりを考えたい」と話す。
14時開場。入場料は1,000円。チケットの購入は「Peatix」で受け付ける。