めんたいこなどの食品販売を行う「ふくや」(福岡市博多区中洲2)とグルメ雑誌「ソワニエプラス」を発行するエフエム福岡(中央区清川1)が7月10日、共同で行う飲食店活性化プロジェクト「TABENTO(タベント)」の第1弾商品の販売を開始した。
福岡をはじめ九州にある名店のメニューや名店の監修した企画メニューを、お取り寄せメニューとして商品化・販売するプロジェクト。コロナウイルスの影響で厳しい状況が続く飲食業界を支え、九州・福岡の食文化の発展に貢献したいという思いで立案した。ふくやは食品メーカーとしてのノウハウを生かし商品開発から製造、管理、配送、販売などを担当し、エフエム福岡は「ソワニエプラス」やラジオ、ユーチューブなどのメディアを活用し、店舗の集客や企画のブランド化を図る。
第1弾は5店舗のメニューを用意する。ラインアップは、「Restaurant Kazu」(中央区浄水通3)の「博多和牛のハンバーグ ロッシーニ風トリュフのソース レストランカズ×ROUGIE」(2人前=6,350円)、「BISTROT MITSOU」(薬院2)の「みつせ鶏のバスク風煮込み」(3人前=8,450円)、「オーグードゥジュール メルヴェイユ 博多」(博多区博多駅中央街1)の「伊万里牛シャトーブリアンのハンバーグ玉葱(たまねぎ)ソース」(2人前=8,950円)、「御料理 古川」(住吉3)の「有田牛と糸島雷山豚の石臼山椒(さんしょう)香る 鮑(あわび)入り吉野葛(くず)黄金あんかけハンバーグ」(2人前=7,350円)、「福岡サンパレス ホテル&ホール」(築港本町2)の「仔牛(こうし)のタンシチュー」(3人前=9,450円、以上送料込み)。今後も2022年5月の第6弾まで、2カ月ごとに5、6点の新商品を展開する予定。
7月5日に記者発表会を行い、ふくやの川原武浩社長は「福岡の食は地域の重要な産業であり文化でもある、福岡に生まれた食文化を全国に届けたい」と話し、エフエム福岡社長の光富彰さんは「このプロジェクトを通して外食産業に少しでも貢献ができれば」と話した。
販売は、ふくやの通販サイトと一部店頭、協力飲食店の一部で行う。