福岡大学の学生が博多織を使ったバッグを博多織卸商社の筑前織物(福岡市博多区博多駅東2)とかばんメーカー「吉田カバン」の協力で開発し、12月23日、製品発表会を行った。
同大学商学部のゼミの一環として取り組んだプロジェクト。学生がバッグのデザインや博多織模様のアイデアを出し、筑前織物と吉田カバンの協力の下、クラッチバッグ「恋する博多Obi(おび)」とリュック「結と織(ゆとり)バッグ」の2種類を製品化した。吉田カバンが大学と協力し開発するのは初の試みという。
筑前織物取締役の丸本眞知子さんは「大学生の皆さんが博多織を新しい形で紹介し、身近に使ってもらえるものを作りたいという気持ちがとてもうれしく、このプロジェクトに参加させてもらった」と話す。
同ゼミ准教授の二宮麻里さんは「皆さまの協力からいくつもの幸運が重なって、今回ようやく実現できた。学生の思いとともに一生使えるバッグなので、ぜひ手に取ってもらいたい」と語る。
バッグの販売開始は来年3月18日を予定。先行予約を来年1月よりウェブサイトで受付し、先行予約価格は、クラッチバッグ=2万600円、リュック=2万9,400円。各60個限定販売。