映画「櫻の園」主演の福田沙紀さん、中原俊監督が来福

セーラー服姿で会見に登場した福田沙紀さん(写真左)と中原俊監督。

セーラー服姿で会見に登場した福田沙紀さん(写真左)と中原俊監督。

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 グランド・ハイアット・福岡(福岡市博多区住吉1)で10月1日、映画「櫻の園-さくらのその-」に主演する福田沙紀さんと、同作品をセルフ・リメークした中原俊監督が記者会見を行い、映画の見どころについて話した。

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 原作は1985年~1986年に連載された吉田秋生さん原作の同名漫画。1990年に中原監督が映画化、中島ひろ子さん、つみきみほさん、白鳥靖代さんらが演じ、日本アカデミー賞優秀作品賞などの映画賞を獲得した作品で、来年公開が決まっている映画「ヤッターマン」への出演が決まっている福田沙紀さんが初主演を務める。劇中は印象的な桜のシーンも多く、チェーホフの舞台劇「櫻の園」の上演を控えた女子高演劇部を舞台に、女子高生6人の心の揺れと成長をつづる青春ドラマ。

 会見で福田さんは「初主演だからといって、いい意味でプレッシャーを感じずに集中できた。同い年の役で、素の自分でナチュラルな芝居を心掛けた」と話すと、監督も「福田さんは一言でいうと天才。演技の説明をする必要がほとんどなく、持ち前の目の強さや表情などが、(最初に会った時から)更にレベルアップしていった」と褒めた。

 また、前作との違いについて同監督は「(前作は)部屋を中心とした客室劇で、時間的制限の中で棚ミックに仕上げたが、今回は自分の中にある櫻華学園をイメージした。今だったらどんなことがあるかな、と考えながら。でも、現代社会に警鐘とかそういうのはなく、福田さんが主役ありきで作りました」と自信をのぞかせたほか、福田さんも同映画のオーディションに立ち会ったことや、「現場は和気あいあいだったが、(場面によっては)距離をとって芝居に集中した」ことも明かし、力の入れ具合を明かした。

 同映画は、11月8日よりユナイテッド・シネマ キャナルシティ13ほか全国の劇場で公開予定。

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