キャナルシティ劇場(福岡市博多区住吉1)で8月21日、劇団四季の公演「劇団四季ソング&ダンス60感謝の花束」が開幕した。
劇団創立60周年を記念して行われる同公演。「コーラスライン」「キャッツ」「オペラ座の怪人」「美女と野獣」「ライオンキング」や現在、四季劇場「夏」(東京都品川区)で公演中のミュージカル「リトルマーメイド」などの名曲や名場面をアレンジして構成する。構成・振り付け・演出は同劇団の俳優・加藤敬二さんが手掛ける。九州では福岡を皮切りに北九州、佐賀、熊本、長崎、大分、宮崎、鹿児島でも巡演を予定。
公演終了後、インタビューに応えた福岡県出身の加藤久美子さんは「久しぶりの福岡で楽しかった」と笑顔を見せ、「この作品は役を演じるのではない、自分のリアルな人生を背負って出演する作品。いつもと違った感覚で挑んでいる」という。
公演終了後のロビーには役者がそろい、握手にも応じながら観客を見送る。「『待っていました』と声をかけていただいた」と加藤さん。「公演中も福岡の皆さんに包まれているような感覚だった。公演を通して60周年の感謝を届けたい」と意気込みを見せる。
料金は、S席=8,000円、A席=6,000円、B席=3,000円。公演は今月25日まで。