博多駅の高架下に壁画が完成-日本デザイナー学院の学生ら

猛暑の中、汗を拭きながら壁画を描く学生たち。灰色のコンクリートに落書きという殺伐とした雰囲気が一変、見た目も楽しいトンネルに。

猛暑の中、汗を拭きながら壁画を描く学生たち。灰色のコンクリートに落書きという殺伐とした雰囲気が一変、見た目も楽しいトンネルに。

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 JR博多駅の南側の高架橋下(福岡市博多区博多駅中央街・博多駅前4)に7月31日、日本デザイナー学院九州校(博多駅前4)の学生らによる壁画が完成した。今回のペイントは、2005~2006年に描いた壁画の続きで、東端の部分にあたる。

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 同校は20年以上から地域貢献と授業の一環で、さらに南の高架下のトンネルや博多郵便局の裏手の道などで壁画のペイントを行ってきた。同区博多駅南の宮島交差点の歩道橋では、地域住民や子どもたちと約150メートルにも及ぶペイントを完成させたほか、北九州市の中学校からも依頼がありペイントを行ったという。

 今回のペイントは、博多区やJR九州とも協議を重ねて実施するもの。トンネルの暗さを明るくすることや落書き防止も期待される。連日猛暑の中、同校の1年生約30人が分担しながら7月23日より描画を開始し、約1週間をかけ完成にこぎ着けた。壁面は、北側をおとぎ話をモチーフにしたものに、南側を福岡の名所をモチーフにしたものの続きで、今回はキャナルシティやマリンワールド、スペースワールドなどを描いた。

 ペイントに参加した同校生の古川里絵さんは「ペンキが乾くのが早かったが、子どもたちが来てかわいいと言ってくれたのがうれしかった」と話した。馬場啓介さんも「排気ガスや猛暑で大変だったが、いいものができた」と振り返った。

 同校の担当者も「準備はとても大変だが、描く勉強だけでなくチームワークやコミュニケーションの一環としても役に立つ。絵は半永久的に残るものなので、楽しんで見てもらえれば」としたうえで、「この上からはもう落書きしてほしくない」とも。

 同校では7月10日から、「昔なつかしい四季の郵便配達風景」をテーマに博多郵便局の住吉通り側にも大看板を作成している。8月中旬ごろの完成を予定する。

博多駅周辺の通りに名称-まちづくり推進協ワークショップ(博多経済新聞)九大院生らが博多の可能性を探る-博多まちづくり推進協(博多経済新聞)博多を楽しむ20歳のデートプラン-専門学校生がプレゼン(博多経済新聞)旧東横線桜木町駅の壁画が順次消去へ-遊歩道整備(ヨコハマ経済新聞)日本デザイナー学院九州校

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