
博多バスターミナルが8月1日、開業60周年を迎えた。
博多バスターミナルは、1965(昭和40)年8月1日に日本初の立体バスターミナルとして、「福岡交通センター」の名称で開業。当初は地上3階・地下1階建てで、1997(平成9)年から1999(平成11)年にかけて増改築を行い、地上9階・地下1階となった。2010(平成22)年には、名称を「博多バスターミナル」に変更。現在は1日約2500台の路線バス・高速バスが発着し、施設内には飲食店やスーパー、衣料品店、100円ショップ、書店、ゲームセンターなど56店舗が入居している。
同施設では本年度をアニバーサリーイヤーとし、来年3月までさまざまなイベントを展開する。7月~9月は「博多バスターミナル60年だよ! 全員集GO!」と題して企画を実施。8月21日には福岡出身のお笑いタレント、ロバートの秋山竜次さんが一日館長に就任し、トークショーを開催。1階市内バス乗り場の赤エスカレーター横では、同施設の歴史を写真などで振り返る「博多バスターミナル開業60年のあゆみ展」を開催する。地下1階・1階・8階の飲食店17店舗では、毎月第3火曜日のランチタイムに提供している680円の「ロッパチランチ」をディナータイムに提供する「夜もロッパチ!! お得なグルメウイーク」を行う。期間は9月22日~26日の18時からで、各店1日60食限定。提供メニューは店ごとに異なる。
このほか、本年度の特別ビジュアルとして活用する開業60年記念のロゴとポスターも制作。デザインは、専門学校福岡デザイナー・アカデミーのイラストレーション科の学生から募り採用した。ポスターは現在、2階紫エスカレーター横に掲出している。
博多バスターミナルの楠田澄人常務は「昭和・平成・令和と3つの時代を駆け抜け、今年開業60年を迎えられたことを大変うれしく思うのと同時に、これまでご愛顧いただいたお客さま、諸先輩方、関係各位に感謝の気持ちでいっぱい。次の100年に向けて、お客さまに今まで以上に身近で愛される施設を目指したい」と話す。
「博多バスターミナル開業60年のあゆみ展」は9月30日まで。