仏壇・墓石などの販売を手がけ、寺社・文化財の施工・修復なども行う「はせがわ」福岡本店(福岡市博多区上川端町)に設置された縁結び童子が人気を呼んでいる。
東京・渋谷道玄坂店に2001年12月から設置されていた童子は、昨年11月の福岡本社の建て替えに伴い、神奈川県の新杉田店を経由し上川端商店街に移設された。
この童子は、デザイナー籔内佐斗司さんの作品。このほか県内では博多全日空ホテルの「走る童子」、グランド・ハイアット・福岡の「ウサギ」、縁結び童子の後ろに飾られている「しあわせ観音」の4点のみ。
渋谷道玄坂店では縁結びとして人気があり、子宝に恵まれたというお礼の手紙も届いたという。移設後は、女子中高生など若い女性を中心に日に日に訪れる人が増え、多い日には1日100枚ものおみくじが引かれるという。
おみくじは無料で、7種類の運勢に加え、福岡ゆかりの場所の紹介した「童子が調べた福博メモ」や「童子が教える仏教の言葉」など、バラエティーに富んだ内容。頭の小さな角に触るとご利益があるという口コミが広がり、わずかに光沢が増している。
同社広報担当の杉本保範さんは「ここまで噂になっているとは知らず、中学生の娘から話題になっていることを聞いた。仏壇店というと若い人にはなじみが薄いが、これを機に商店街のにぎわいのきっかけになってくれれば」と話す。
はせがわでは今後もこのおみくじを続けていくという。
仏壇「はせがわ」新本社ビルに福岡本店「プラチナの茶室」も(天神経済新聞)若者を狙う大型仏壇店-渋谷メモリアル・マーケット事情(シブヤ経済新聞)お仏壇のはせがわ籔内佐斗司ホームページ