福岡地所(福岡市博多区住吉1)は12月16日、キャナルシティ博多(住吉1)で韓国のカード会社「新韓(シンハン)カード」が発行する「新韓ハウスカード」決済の試験導入を開始した。
新韓カードは韓国内で約2500万枚を発行するカード会社。韓国外でのハウスカード利用の事例は今回が初めてで、国内ではNTTデータ(東京都)と九州カード(福岡市博多区博多駅前4)が提携し、来年1月より日本国内の加盟店で利用できるようになる。
来年1月の導入に先駆け、いち早く取り扱いが始まった同施設では、一部店舗を除く約90店で利用が可能。「(韓国の観光客が)より買い物がしやすくなる」と福岡地所の榎本一彦会長。「これからもっとキャナルに来ていただければ」と期待を寄せる。
導入初日に実際にハウスカードでショッピングを体験した新韓カードの趙成夏副社長は「ハウスカードを利用した際のメリットも今後増やすように検討していきたい」と話す。