専門学校生がアイフォーン向けのアプリ発表-実践学習の一環で

ステージ上でiPhoneのアプリのプレゼンをする学生。その発表も堂々としており、来場者は熱心に耳を傾けていた。

ステージ上でiPhoneのアプリのプレゼンをする学生。その発表も堂々としており、来場者は熱心に耳を傾けていた。

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 麻生情報ビジネス専門学校福岡校(福岡市博多区博多駅南2)は8月27日、大博多ホール(博多駅前2)で実践教育プログラムの成果発表会を行い、学生らが制作したiPhone・iPod touch向けのアプリケーションなどの発表を行った。

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 発表会は、同校が在学生に実践的な学習の場を提供するために昨年から行っている。CGクリエーティブ部門とシステム部門の異なる4学科の学生らがチームを組み、一貫して企画・制作に携わった。チームは、3年生を中心とした15人程度のグループで、今年4月から約4カ月にわたって研究・開発を行い、この日のために日々勉強してきたという。

 発表では、映像分野のグループがドキュメンタリー作品を公開したほか、2グループがiPhone・iPod touchのアプリとウェブサイトを組み合わせたシステムを発表。既存のソフトにはない、トイレやATMなどをマップ上に表示したり、アイコンを自由に作成できたりするアプリケーションや、写真を共有して自分だけの辞書を作る「Pictionary」と名付けられたアプリ、地域活性化のSNSにも似たコミュニティーサイトなどを提案した。

 当日は、企業約30社が見学に訪れたほか、同校の下級生ら約100人が発表の模様を見学。参加者たちは熱心に耳を傾けていた。

 発表した同校3年生の上田直人さんは「違う学科との共同研究は、最初はものの考え方やスタンスの違いでコミュニケーションも大変だったが、そういう意味での勉強にもなった」と振り返った。

 今後の発表会継続については現在のところ未定だが、指導に当たった教務部の渡邊義勝さんは「短い時間で大変だったと思うが、学生らはモチベーションも高かった。今後も企業が求めるような人材に育ってくれるよう、実践的なプログラムを行っていきたい」と話している。

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