承天寺そばに2013年度中に完成予定の門の名称が2月13日、「博多千年門(はかたせんねんのもん)」と「辻堂口門(つじのどうぐちもん)」に決まった。
博多の景観づくりや活性化などを目的に活動する「中世博多をモデルとした景観形成期成会」が同日、承天寺で開いた総会で決定した。「博多千年門」は、観光PRや市民向けに使う愛称として、「辻堂口門」は歴史的名称として使用する。
「博多千年門」は、江戸期に承天寺そばに大宰府政庁に通じる門があったと記載された文献を参考に、博多を訪れる観光客へのウエルカムゲートとして建設するもので、高さ、幅ともに約8メートルの木造。灯明ウオッチングやライトアップウオークなどにも対応できる照明設備も設ける。総事業費は8,800万円。
名称は昨年11月に公募し、全国から集まった1244点の中から選定。「辻堂口門」は歴史的事実に基づいた名称として選考。「博多千年門」には「これからの1000年の栄光を祈念して」との意味が込められているという。