東長寺(福岡市博多区御供所町)の木造五重塔が完成し、5月14日・15日に一般公開される。
五重塔は開創1200年を記念して建設されたもので、高さは約26メートル。松井建設(東京都)が設計・施工を手掛け、2008年4月より建設が進められていた。
屋根から突き出た相輪部の心柱は炭素繊維板で補強。接触と衝突を防ぐため、心柱と塔身部の間に粘弾性ダンパーを取り付け、台風や地震での被害に耐える構造に仕上げるなど最新技術を取り入れた。一方、塗装工事では嵩高鉛丹・胡粉を塗布するなど伝統工法も使われている。
一般公開は両日とも12時~16時。