NPO法人「博多織デベロップメントカレッジ」(福岡市博多区博多駅南1、TEL 092-472-5102)は7月7日、今年4月に開設された専攻科(御供所町)の地元お披露目会として「七夕まつり」を開催する。
同校は博多織の後継者育成を目的に、10年間の期間限定で設立されたNPO法人の学校で、2006年に開校した。業界主導でNPO法人として学校を作った初の試みとして注目され、現在は男性2人を含む18人と専攻科2人の計20人が在学しており、今年度の西部伝統工芸展では在学生・卒業生合わせて3人が入賞・入選するなど活躍している。
第1期生3人が今年3月に卒業し、1人が県内の着物工房の作家に入門、2人がより高度な博多織の実践経験を積むために設置された同科に進学した。今回は専攻科の工房を主に地元の子どもたちを対象として紹介するほか、学長で人間国宝の小川規三郎さんの講話も予定している。
「七夕の語源は元来、神棚に機(はた)織りした織物を献上するということからであり、博多織でも最も大事な日」(理事長の庄嶋厚生さん)ということから、同会の前には関係者で神事を行う。事務局長兼教務主任の野口敏彦さんは、「地元の皆さんに少しでも博多織のことを知ってもらいたい」と話す。
お披露目会は17時~。小学生以下の子どもには、プレゼントも用意する予定だという。
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