もうひとりの自分と向き合う-女性劇団「藍色りすと」公演間近

今週末の公演「ソレカラ、」の本番に向けて、けいこにも熱が入る

今週末の公演「ソレカラ、」の本番に向けて、けいこにも熱が入る

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 福岡で活動する女性だけの劇団「藍色りすと」が4月11日・12日、大博多ホール(福岡市博多区博多駅前2)で公演を予定する代表作「ソレカラ、」の本番が迫るなか、出演者たちのけいこが大詰めを迎えている。

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 同作品は、ケーキ店で働く普通の女の子が、もうひとりの自分の人格と向き合うという「心のイザコザ」を、テンポ良い演技で描いた作品。2003年に初演され、5年の歳月を経て大幅リニューアルした。出演する役者は12人で、いずれも演劇専門の短大生や学生、OL、主婦などさまざま。

 同劇団は、代表の太田美穂さんが「勢いのある元気な女性を描きたい」と2001年に旗揚げした。代表作「ソレカラ、」について、「普段演劇を見ない人にもわかりやすいよう、シンプルな構成を心がけた。ダイナミックな女性の演技にも期待してほしい」と太田さんは力を込める。ラストシーンは前回の公演よりさらに踏み込んだ内容になっているという。

 今週末に公演を控え、役者の演技を指導する太田さんにも力が入る。けいこ場は本番さながらの真剣さで、力強い演技の中にも小さな動きもひとつひとつ確認するなど、役者たちも本番に向け力が入っている。

 今回の公演にあたっては、4日間の公開けいこも試みた。女性だけでなく男性も共感していたということから、「性別に関係なく誰もが抱える心の悩みを、公演を通じて元気になってもらえたら」(太田さん)と話す。

 公演時間は、4月11日=20時~、同12日=14時~・19時~。チケット料金は、一般前売り=2,000円、当日=2,500円、学生=2,000円(中学・高校生、前売のみ)、ペアチケット=3,500円(前売りのみ)。ローソンチケット、チケットぴあで販売中。11月には、西鉄ホールで新作の上演も決まっている。

全セリフ博多弁の東京の人気劇団「桟敷童子」福岡初公演(天神経済新聞)福岡で「演劇フェスティバル」-話題の劇団やユニットが公演(天神経済新聞)劇団「藍色りすと」大博多ホール(福岡地区舞台芸術運営協同組合)

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