定額制「アビスパ福岡応援タクシー」登場-アクセス向上に期待

天神コースの乗り場は、市役所ふれあい広場の南側。大丸、中央警察署の向かい側となる。

天神コースの乗り場は、市役所ふれあい広場の南側。大丸、中央警察署の向かい側となる。

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 福岡市タクシー協会(福岡市博多区比恵町)は8月3日より、レベルファイブスタジアム(東平尾公園2)で行われたJ2アビスパ福岡のホームゲームから「アビスパ福岡応援タクシー」の運用を開始した。

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 スタジアムまではアクセスが不便なため、試合当日は自家用車での来場も多く、競技場の周辺に設けられた臨時駐車場も混雑していた。また地下鉄福岡空港駅とスタジアムの間は約2キロあり、試合日のみ西鉄バスが博多駅と空港からそれぞれ270円・160円で臨時バスを運行しているが、多くの観客が徒歩で移動していた。

 同タクシー協会が地域活性化とアビスパの応援を目的に導入し、今回チームのオフィシャルスポンサーになった。チームの本拠地であるレベルファイブスタジアムと市役所(中央区天神1)南側・博多駅筑紫口(博多駅中央街)・西鉄大橋駅東口(南区大橋)・福岡空港第2ターミナル(博多区大字下臼井)を定額で結ぶ。また、売り上げの一部をアビスパに寄付するという。

 対象となるタクシーは、同協会に加盟する99社の約5,000台のタクシーで、登録証であるシールを掲示する。「通常より15%前後は安くなる」(同協会の喜島さん)と話しており、導入初日となった3日は各乗り場でPRのチラシも配られ、ユニホーム姿の観客たちが乗り込んでいた。今後は個人タクシーへの導入も検討しているという。

 喜島さんは「渋滞時も料金は上がらないので、今後も根強くPRして周知してもらえれば」と利用者拡大に期待を寄せる。またアビスパの担当者も「駐車場の混雑が少しでも緩和できれば」と話す。

 定額タクシーはホームゲーム時のみの運行で、料金は天神コース(2,200円)、博多駅コース(1,600円)、大橋駅コース(1,700円)、空港コース(帰路のみ運行、800円)。帰路は第3野球場と東平尾公園交差点北側に設けられる臨時駐車場が乗り場となる。

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