音と色を使った親子イベント-音楽療法士が主催、五感に訴える

前回のイベントの様子。ドラムに新聞紙を丸めたものを乗せ、叩いてみたり、転がしてみたりと五感で楽しめるイベントに。

前回のイベントの様子。ドラムに新聞紙を丸めたものを乗せ、叩いてみたり、転がしてみたりと五感で楽しめるイベントに。

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 「千代文化スポーツセンター(パピオ)」(福岡市博多区千代1)の地下1階の音楽・演劇練習場「パピオビールーム」で7月28日、音楽と色を使って、子どもたちと楽しむイベントが行われる。主催は音楽療法士で、音を使ったセラピーなどの活動を行う川内野清華さんと、九州造形短期大学の講師を務めカラーコーディネートなどを手がける桑野優子さん。

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 同イベントは、それぞれの活動を行っていた2人がブログを通じて意気投合、共同開催に至った。イベントでは、季節の歌や音などを流したり、さまざまな音や楽器の音で子どもたちに想像してもらい、色のイメージを元に絵を描いたり、親子で楽器を作るなど、視覚・聴覚などの感覚で刺激を受けて楽しんでもらうもの。母親向けに、子どもが制作している時間を利用してファッションコーディネートなどのワンポイントアドバイスも無料で行う。

 音楽療法を専門にする川内野さんは、音大を卒業後、介護士をしながら、医学では治せない部分を軽減できればと、音楽を使ったリハビリなどを行ってきたという。今年4月に正式に「音癒(おんゆ)」として活動を立ち上げ、音を使ったセラピーの活動を行ってきた。

 音楽療法については「即効性のあるものではないが、音楽によって苦痛が和らいだり、楽しんだりすることで状況が改善するのを見てきた。子どもたちにも発達障害を含めた難しい現状があり、今後はそれを知ってもらったり、手助けになるきっかけを作っていきたい」と話す。イベントについては、「五感を使って、子どもたちそれぞれの発想や反応を伸ばすきっかけになれば」と話し、「親子の夏休みの思い出に、気軽に足を運んでもらいたい」とも。

 開催時間は10時15分~12時15分。参加費は親子で4,000円(子ども1人追加につき1,500円)。前日までに色楽(しきらく)または音癒まで電話、メールで予約が必要。

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