福岡アジア美術館（福岡市博多区下川端町）で4月18日より、とんねるず・木梨憲武さんの個展「木梨憲武展×20years －INSPIRATION-瞬間の好奇心－」が開催される。同17日、報道陣向けに公開された。

アート作品制作のきっかけとなった「セーヌ川」

　バラエティー番組内の企画をきっかけに制作を開始した1994年ごろから約20年間で手掛けた作品約300点を展示。同番組で描いた最初の作品「セーヌ川」（1994年）をはじめ、「感謝」と題した大作の福岡バージョン、最新作となる菓子や薬の空き箱アート、馬券の裏に描いた作品など、「木梨カラー」に染まったさまざまな作品を並べる。

　会場の一角には展示スタッフとして見守る人形「木梨のりえ」が座っているほか、テレビ番組で木梨さんが扮（ふん）したキャラクター「仮面ノリダー」の人形など、来場者を楽しませる演出も。

　「アートもバラエティーも歌も全部同じ気持ちで取り組んでいる」と木梨さん。「悲しい作品はないので、ゆっくり楽しんで、何かを感じていただければ」と話す。

　開催時間は10時～20時（入場は19時30分まで）。水曜休館（4月29日・5月6日は開館、4月30日・5月7日は休館）。入場料は、一般・大学生＝1,300円（前売り＝1,100円）、中高生＝700円（同＝500円）、小学生以下無料。5月24日まで。