アビスパ福岡の井原正巳監督らが12月9日、キャナルシティ博多(福岡市博多区住吉1)でファンにJ1昇格を報告した。
今月6日、ヤンマースタジアム長居(大阪市)で行われたセレッソ大阪とのJ1昇格プレーオフ決勝で先制を許しながらも後半42分で得点、1対1の引き分けで年間順位が上位のアビスパがJ1昇格を決めた。アビスパのJ1昇格は2011年以来5年ぶりとなる。
当日は井原監督、濱田水輝選手、中原貴之選手、坂田大輔選手の4人が出席。井原監督は「J1昇格という目標を掲げていたにもかかわらず、開幕から3連敗のスタートで不安もあったが、こうしてJ1昇格を達成できたのは選手の努力のたまもの。苦しい時に声援を送ってくれたサポーターや皆さんのおかげ」とあいさつ。濱田選手は「シーズン終盤になるとホーム、アウェーに関係なく応援に来てくれていた。街全体からパワーを感じた1年だった」と振り返る。
会場に集まった300人のサポーターに感謝の言葉を伝えながらも、「来年はJ2のように甘くない」と井原監督。「今年のままでは後戻り。そういう状況をつくらず、J1に居続けられるように努力するので今年以上の声援をお願いします」と呼び掛けた。